間質性肺炎とは、様々な原因により生じる、肺の間質を主とする疾患の総称です。国が、難病として指定しています。正確には、難病指定されているのは「特発性間質肺炎」です。発病率は、十万人に5人程度といわれています。私達は肺で呼吸をしています。肺は、非常に柔らかいスポンジ状の組織で、吸い込まれた空気は、気管支の末端の肺胞というところへ入ります。この肺胞の壁の部分を間質と呼びます。この壁は非常に薄く、間を毛細血管が網のように流れており、ここから酸素が吸収されます。
酸素を吸収した血液は心臓へと戻り、ここから全身に供給されて行きます。この肺胞の壁に炎症がおこる病気を総称して「間質性肺疾患」と呼んでおり、中でも繊維化を起こしやすい病気を「間質性肺炎」と呼んでいます。私達が一般に「肺炎」と呼んでいるのは細菌やウィルスが原因で肺胞の内部に炎症がおこった物を言います。肺胞の内部に炎症があるか、肺胞の壁(間質)に炎症があるかが「肺炎」と「間質性肺炎」の大きく異なる点です。
薬剤性間質性肺炎 治療